離人症
「なんで私は私なの?」
「どこから来てどうしてここに居るの?」
確かに1秒前までは手を動かし携帯に文字を打ち込み、足を動かし歩いていたばすなのに、ふと顔を上げる。視線の少し先に見知ったコンビニと駐輪場、目の前には駅のコンコースへ繋がるエレベーターがゆっくりと下降してきている。世界が止まってる。いや、私の思考だけが止まっている。現実感を手放した頭の中は目に映る全ての光景を拒絶していた。
またか。最近は昔よりも明らかに頻度が高くなってきている。これが現実じゃなければ嬉しいんだけどな。でも私は生まれて生きてる。諦めなさい。そう自分に言い聞かせて手放した現実感を取り戻す。
病院で診断を受けたことは無い。診断を受けるまでもなく、私は離人症なのだ。
これは私が離人症の症状が出た時に書いておいたっぽい。
こんな感じらしいよ